診断時からの緩和ケアを成り立たせる臨床モデルは何か? 2018.01.15 森田 達也 聖隷三方原病院 緩和支持治療科 本稿では,診断時からの緩和ケアを成りたたせるわが国で実現可能な臨床モデルについて論考してみたい。なるべく現状から妥当と思われる見解を述べるが,知見から結論できる課題でもないので,筆者の考えを述べる部分が多くなることをご了解いただきたい。 この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。 Vol.28 No.1 緩和ケア 2018年1月号 早期からの緩和ケア コトハジメ 2010年にTemelらの「早期からの緩和ケア」の比較試験がNew England Journal of Medicineに発表され,国際的に大きな反響を呼んだ。しかし,臨床現場でどのように実践に落とし込むかは,ほとんど議論されてこなかった。本特集では,まず「早期からの緩和ケア」と「診断時からの緩和ケア」という言葉を改めて整理する。次に,日本において有効と思われる「診断時からの緩和ケア」の臨床モデルを考え,それらの臨床モデルが国内でどのように実践されているのか,どのような課題や改善点があるのかについて,実例にもとづいて紹介する。 詳細を見る ツイート