仕事人の楽屋裏 19
向山雄人

2018.01.15

 医学部6年生のときにいつも私を可愛がってくれ励ましてくれた母方の祖父が進行した肝細胞がんと診断されました。当時はまだ確立された治療法やがんの進行に伴う痛みや苦痛を取る治療・ケアもありませんでした。
 病院に行くといつも祖父から,「雄人は医学生だろ。この苦しさは何とかならないのか」と問われましたが,だまってうつむくだけした。

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