えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)─放射線性口腔粘膜障害<8> 2018.01.15 後藤 志保( がん研究会有明病院 看護部,がん看護専門看護師) 放射線性口腔粘膜障害は,頭頸部領域に放射線治療を行った場合にみられる照射部位に合致して生じる粘膜炎である。総線量が増加していくにしたがい,徐々に粘膜炎が悪化していき痛みを伴う。口腔粘膜障害による痛みは,食事だけでなく,呼吸や会話にも影響を与え,患者のQOLを著しく損ないかねない。 この記事の続きは、下記書籍からお読みいただけます。 Vol.28 No.1 緩和ケア 2018年1月号 早期からの緩和ケア コトハジメ 2010年にTemelらの「早期からの緩和ケア」の比較試験がNew England Journal of Medicineに発表され,国際的に大きな反響を呼んだ。しかし,臨床現場でどのように実践に落とし込むかは,ほとんど議論されてこなかった。本特集では,まず「早期からの緩和ケア」と「診断時からの緩和ケア」という言葉を改めて整理する。次に,日本において有効と思われる「診断時からの緩和ケア」の臨床モデルを考え,それらの臨床モデルが国内でどのように実践されているのか,どのような課題や改善点があるのかについて,実例にもとづいて紹介する。 詳細を見る ツイート