PAMORA時代の便秘治療 ─オーバービュー

2018.07.15

森田 達也
聖隷三方原病院 緩和支持治療科


オピオイドを処方するたびに「吐き気,眠気,便秘」と繰り返して20 年,つねにアセスメントするべき副作用である。眠気には,精神賦活薬以外これという新しい対処法は出現していないが,吐き気,便秘には新しい方法が生まれている。本稿では,緩和ケアにおける便秘に対して新しく上市されたPAMORA(末梢性μオピオイド受容体拮抗薬)を知るうえでの前提となる便秘全体の概論をまとめる。

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