青木和惠
静岡県立大学 看護学部
東京都立の看護学校の2年生だった夏休み,私は実習病院であった都立墨東病院で看護学生アルバイトに参加していた。墨東病院のある東京都墨田区錦糸町は,今でこそ「下町の雰囲気を残す歴史の街」などと紹介されるが,当時はいわゆる任侠の町で,墨東病院の救急外来には1日に100人もの刃物沙汰による外傷者が運びこまれるとの情報が,学生の間ではまことしやかに流れていた。
青木和惠
静岡県立大学 看護学部
東京都立の看護学校の2年生だった夏休み,私は実習病院であった都立墨東病院で看護学生アルバイトに参加していた。墨東病院のある東京都墨田区錦糸町は,今でこそ「下町の雰囲気を残す歴史の街」などと紹介されるが,当時はいわゆる任侠の町で,墨東病院の救急外来には1日に100人もの刃物沙汰による外傷者が運びこまれるとの情報が,学生の間ではまことしやかに流れていた。
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