酒見 惇子(神戸大学医学部附属病院 緩和ケアチーム/がん相談室)
1. 定義,発生頻度
不安は,不確実な脅威に対する心理反応であり,がん患者では21%1)が不安を抱えているとされる。
2. 症状の現れ方
気分(不安,心配,イライラ,落ち着かなさなど),身体(不眠,頭痛,食欲不振,動悸,息苦しさ,発汗など),思考(マイナス思考,考えのまとまらなさ,短絡的思考など),行動(過食,飲酒や喫煙の増加,人と接触を避ける,頻回の確認行為など)の症状として現れる。
酒見 惇子(神戸大学医学部附属病院 緩和ケアチーム/がん相談室)
1. 定義,発生頻度
不安は,不確実な脅威に対する心理反応であり,がん患者では21%1)が不安を抱えているとされる。
2. 症状の現れ方
気分(不安,心配,イライラ,落ち着かなさなど),身体(不眠,頭痛,食欲不振,動悸,息苦しさ,発汗など),思考(マイナス思考,考えのまとまらなさ,短絡的思考など),行動(過食,飲酒や喫煙の増加,人と接触を避ける,頻回の確認行為など)の症状として現れる。
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