のぞいてみよう!国際学会最前線 7
EAPCは仲間を増やす場所

2017.11.15

学会名:第15回 欧州緩和ケア学会国際大会(15th World Congress of the European Association for Palliative Care)
開催日:2017年5月18日~20日
開催地:スペイン,マドリード


西山 菜々子
市立芦屋病院
リハビリテーション科/作業療法士
広島大学大学院医歯薬保健学研究科
保健学専攻 博士課程前期


The European Association for Palliative Care(EAPC)は,緩和ケアを臨床・研究・社会の各領域でヨーロッパ全土に広めることを目的に1988年に設立された団体で,World CongressとResearch Congressが1年おきに開催されます。今年はWorld Congressの年で,プログラムには多くの教育講演が企画されていたり,開催国の言語(スペイン語)への同時通訳サービスが提供されていたりと,学会として開催国の緩和ケアスキルを高めるための働きかけを感じました。Europeanといいながらも,アメリカやアフリカ,アジアなど世界中から緩和ケアの研究者が集まります。今年は2,800人の参加者が集い,日本からも50人ほど参加していました。

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