家族の介護や看病などで“ケアラー”(carer)の立場にある人が孤立し,身体的・心理社会的負担を感じている場合が少なくない。わが国でも実態調査が行われ,すでにNPO によるケアラー支援が始まるなど,社会的関心は高まっている。
訳者(門林)は,欧米のホスピス・緩和ケアについて,訪問や調査をまじえて,比較社会学的視点から報告を書く機会を与えられてきたが,今回は,英国で開発されたケアラー支援の先駆的な取り組み「Caring with Confidence」(自信を身につけたケア)のプログラムを,地域に広げるための中心的な役割を担ってこられたLinda Cairns さんの寄稿を紹介したい。
海外事情〔最終回〕
英国の“ケアラー”支援の取り組み─Caring with Confidence の実践
2014.11.15
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