柏木秀行
飯塚病院 緩和ケア科
この言葉は,難しい状況に直面した仲間が,何から手をつけたらよいかも分からなくなってしまい途方に暮れた時に使う言葉である。仕事だけでなく,自己研鑽やプライベートなこと,いろいろなことで壁に突き当たることは,当然のことながらある。その際,自身が視野狭窄に陥り,目の前の困難さに心まで奪われそうな時にこの言葉を投げかけている。見方を変えると,気が楽になり,別の道を見出せるかなと思っての言葉である。もちろん,この言葉は私から仲間へだけでなく,私自身に言い聞かせるように使う時もある。