★★医療と宗教の叡智の連鎖により、豊かな「生と死」を創造する気づきがはじまる★★
〔シリーズ編集〕
21世紀高野山医療フォーラム
〔責任編集〕
柳田邦男 (ノンフィクション作家・評論家)
髙松哲雄 (21世紀高野山医療フォーラム運営委員長)
【本書の内容】
本書は、(1)地域医療の問題と取り組みの先端的な事例、(2)少子化社会ゆえに衝撃度が大きくなっている子どもの死をめぐる問題、(3)急速に発展してきた死生学の現況、という3つの柱からなっている。超高齢化社会になり、団塊の世代が続々と死出の道に入っていく状況は、医療界に「2025年問題」というキーワードが登場したように、いかに生くべきかという人生論や、いかに死すべきかという死生学や、医療と福祉の現場(臨床)の視点からも、いよいよこの国の危機的な課題になっている。その将来展望を開くためになすべきことを現代の賢哲が説く。
目次
まえがき 髙松哲雄
1 人生の最期を穏やかに生きるために 小澤竹俊
2 少子化の中の子どもの死を通して、この国のこれからを考える 細谷亮太
3 死生学や臨床現場への関心が高まる理由 島薗 進
4 〈語らい〉
死と喪失にかかわる取り組みのこれから
藤田光寛・大下大圓・柳田邦男・井形昭弘・
山折哲雄・小澤竹俊・細谷亮太・島薗 進
あとがき(新訂版にあたって) 柳田邦男