人は物語を生きている
柳田邦男氏の「推薦のことば」より
どんな人にも長編小説1巻分の人生がある。
その最終章を「よりよく生きられた日々」にすることができますか?
窓の眺めに、流れゆく雲に、道ばたの草や花に、光の輝きを感じられる日々にすることができますか?
そういう生き方を支えようと、この一人の医師が語るさまざまな患者・家族の温もりのある物語は、「生きられた日々」を創りたいと願う人々に、心の酸素を補給する役割をはたすだろう。
ホスピスで生きた人たち
朝のよろこび/幸せは心の中に/希望/ナナちゃん/虚心/折鶴/車椅子のふたり/花の音
いのちを想う
いのちと健康/笑い/パッチ・アダムス/鬱/花筏/金歯と金環/ウエディングドレス/酔芙蓉/脚下照顧/心の響/良樹細根/白寿を祝う
医をみつめて
真実を伝える/悪い知らせの聞き方、伝え方/がんとは・・・・・・/脳死/緩和ケアの歩み/春夏秋冬/病院ボランティア
ひとひらの死
運命/魂の成長/二人の人に光を/一杯のラーメン/歯車の歯/昴/川の流れのように/ラストダンス