200132
Vol.32 No.6

緩和ケア 2022年11月号

定価
¥1,870(本体¥1,700+税10%)
在庫残りわずか!
数量
緩和ケア 年間購読

目次

特集:対話―傾聴を超えて

特集にあたって 田村恵子/西 智弘 452

「対話」とは何か
1 「哲学対話」の作法─医療現場に「哲学対話」を挿し込む 西村高宏
2 〈聴きあう〉〈ともに考える〉こととしての対話─傾聴や意思決定支援の根底にあるもの 高橋 綾
3 High-context cultureにおける「察する」とは何か―聴覚・視覚障害者のコミュニケーションに学ぶ対話の本質,援助的対話の可能性,「逆傾聴」の提案 佐藤泰子

「対話」と緩和ケアー事例
1 緩和ケアにおける対話を拓く 田村恵子
《医療現場で「傾聴」に限界を感じる時》
2 聴傾が効力を発する患者のタイプ 勝俣範之
3 共有型意思決定 坂下明大
4 緩和ケア医からみた傾聴を超える対話 内藤明美
《在宅の看護ケアの場面で「傾聴」に限界を感じる時》
5 傾聴までの環境づくりも大切に 田代真理
6 看護ケアの場面で「聴くこと」に限界を感じるとき 武田ヒサ
7 一人称の世界を理解するための対話の実際 福地智巴

「対話」を支える態度・スキル
1 患者が「わかってもらえた」と実感できるために 松原貴子
2 対話とネガティブ・ケイパビリティ 西 智弘
3 関係性を編み直す対話のつくり方 塩瀬隆之

「対話」を中心においた市民活動
1 市民と医療者の対話活動―みんくるカフェとまちけんダイアローグ 孫 大輔
2 がんと共に生きる知恵を育む場での対話─「ともいき京都」の試み 市原香織/近藤めぐみ
3 もしバナマイスタープログラム 蔵本浩一/大川 薫/原澤慶太郎/堤 俊太
4 じっくり聴くーウェル・リビングを考える会 藤本啓子

連載

FAST FACT (47)
グレリンとアナモレリン 森 直次

落としてはいけないKey Article (45)
食欲低下にステロイドは効かないのか ―ランダム化試験でまたしてもプラセボと差なし?! 羽多野 裕/森田達也

えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)ー実践力を上げる工夫 (33)
希死念慮─生きたいと死にたいという気持ちの狭間で 松村優子

ホスピス緩和ケアの日々 (27)
孫!~ひ孫!~玄孫!!?“いのちの”大きな流れ 相河明規

仕事人の楽屋裏 (45)
天野晃滋

Topicアラカルト
国際化する日本の緩和ケア─マギーズの現場から 栗原幸江