日常臨床でセラピストが遭遇する中枢神経系障害の活動課題を分析し、評価・治療の指針を解説。「上肢機能」「ADL・IADL」「高次脳機能障害」「食事」「移動」のさまざまな活動や病態について、それぞれの特徴・見方を概説し、症例を挙げて実際場面で応用できるよう詳細に説明。また、300余点の図・写真で、治療介入の視点と具体例をあますところなく提示。中枢神経系障害のリハビリテーションに関わる作業療法士、理学療法士、言語聴覚士の座右の実践書。
1章 活動分析の基本と実践への応用
2章 上肢機能へのアプローチ
1. 上肢機能の理解とアプローチ
2. 痙性上肢
3. 感覚障害
4. 肩の痛み
5. 浮腫手
6. 作業活動の応用(木工を例として)
3章 ADL・IADLへのアプローチ
1. 成人片麻痺者におけるADL・IADLの理解とアプローチ
2. 起居活動:ベッド
3. 起居活動:布団
4. 起居活動:柵
5. 更衣活動
6. トイレ活動
7. 入浴活動
8. 整容活動
9. 調理活動
10. 家事活動
4章 高次脳機能障害へのアプローチ
1. 脳血管障害に伴う高次脳機能障害の理解とアプローチ
2. 失行・失認
3. 失語症
4. 半側空間無視
5. 情動と拒否
6. 記 憶
7. 覚 醒
5章 食事へのアプローチ
1. 食事の障害の理解とアプローチ
2. 食事のための機能的座位
3. 先行期における姿勢
4. 先行期における感覚情報
5. 口腔内知覚
6章 移動へのアプローチ
1. 移動の障害の理解とアプローチ
2. 支持面への適応と床上動作
3. 車椅子駆動
4. 移動空間
5. 応用歩行
6. 車の乗り降り
索 引