目次
Ⅰ.家族をどう捉え,どう理解するか
1.社会的・文化的中心に位置づけられる日本の家族
2.社会学的にみたわが国の家族
3.心理学的にみたわが国の家族
4.看護学的に見たわが国の家族
A.家族の特性と家族ケアの理論
B.家族ケア理論の応用と実際
Ⅱ.家族ケアに求められるコミュニケーション
1.家族ケアにおけるコミュニケーション
2.傾聴と家族ケア
3.対人援助からみた家族ケア
Ⅲ.人生の時期と家族ケア
1.児童期・思春期の患者と家族ケア
2.青年期の患者と家族ケア
3.成人期の患者と家族ケア
4.中年期の患者と家族ケア
5.老年期の患者と家族ケア
Ⅳ.こんな時の家族ケア
1.治療におけるインフォームド・コンセントと家族ケア
2.積極的治療から緩和ケアへの移行時における家族ケア
3.がん進行期の悪い知らせを否認する家族のケア
4.ギアチェンジにおける家族のケア
5.キーパーソンの患者を亡くす家族へのケア
6.パートナーであるがん患者を亡くす配偶者へのケア
7.看取りと家族ケア
8.死別後の家族ケア
Ⅴ.いろいろな場での家族ケア
1.病院における家族ケア‐一般病棟の看護師の立場から
2.介護医療型医療施設における家族ケア
‐認知症を伴った患者の家族ケア
3.病院と在宅をつなぐ家族ケア
4.介護施設における家族ケア
5.在宅療養における家族ケア
Ⅵ.こうすると違ってくる家族ケア
1.急変時の家族ケア
2.鎮静時の家族ケア
3.せん妄時の家族ケア
4.予測より死が早まった時の家族ケア
5.介護力を高める家族ケア
6.死後のケアにおける家族ケア
7.コミュニティと家族ケア
8.在宅で安心して看取るための家族ケア
Ⅶ.こうして良かった,こうすれば良かった家族ケア
1.患者の病状を否認し,回復を願う家族
2.予期悲嘆が強い家族
3.家族関係を再構築できた終末期がん患者と家族
4.患者に病気を伝えることについて悩む家族
5.病状理解の困難な家族
6.医療情報に詳しい家族
7.治療を強く望む家族
8.経済的な問題を抱える家族
1.今,家族が求めていること
2.電話相談に教えられる家族ケアの在り方
3.背中はずっと温かかった
4.医療者に求められるアート感覚
5.心遣い
6.冷たい家族と温かい家族への対応
7.闘病記からのメッセージ
8.医療者によるグリーフケアの必要性とその意味