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緩和ケア 2008年11月号

緩和ケア 2008年11月号
200034

目次

〔特集〕緩和ケア・コンサルテーション-悩み多きコンサルテーションとその対応

●特集にあたって
緩和ケア・コンサルテーションの基本と実際
コンサルテーション活動を行う前にしなければならないこと
 医師の視点から
 看護師の視点から
事例から学ぶコンサルテーションのコツ
 コンサルティをどう支えるか
 医師・看護師共に対応に苦慮した事例へのコンサルテーション
 期待と現実のギャップにどう対応するか
 コンサルテーションの失敗にどう対応するか
緩和ケア・コンサルテーションをがんばっているあなたへ
 拠点病院の緩和ケアチームへ
 焦らず,ゆっくり,柔軟に
 コンサルティから緩和ケアチームに望むこと
緩和ケア・コンサルテーションの現状と課題
緩和ケア・コンサルテーション覚え書き
●事例に学ぶシリーズ・2008
―こんなときどうする? 野の花の難渋分類への対応〈12〉 訴訟

●らしんばん
 喜びのうちに人生の卒業式を迎えたい
●いのちの歌
 びっくり
●R E P O R T
 第4 回仏教看護・ビハーラ学会
●R E P O R T 第14 回
 日本臨床死生学会
●在宅ホスピス物語〈16〉
 絆(きずな)
●海外事情
 英国ホスピスの旅(1)―「ホスピスケア=緩和ケア」でないことを実感
●暮らしのなかのリンパ浮腫ケア〈5〉
 リンパ浮腫の合併症―蜂窩織炎
●現場で使える臨床心理の見方〈6〉
日本の文化と臨床心理の見方
●緩和ケア
 ―日常業務の知恵⁄4 計画実施と入棟後の管理(4)

〔投 稿〕

●症例報告
 腰椎転移に伴う難治性下肢痛に対して持続くも膜下ブロックで疼痛管理した症例

緩和ケア 2008年10月増刊号
200033

目次

 Ⅰ.総 論

緩和ケアにおける多次元的アセスメント(multidimensional
 assessment in palliative care)

 Ⅱ.身体症状

 1 .身体症状の評価とツール
 2 .全身症状の評価(KPS,ECOG-PS,PPS)
 3 .包括的評価尺度(MDASI-J)12
 4 .緩和ケアニードのスクリーニングツール 
 5 .代理症状評価尺度(STAS-J 症状版)
 6 .疼痛の評価
 7 .呼吸困難の評価(CDS)
 8 .倦怠感の評価
 9 .日本語版便秘評価尺度(CAS-J)
10.嘔気・嘔吐の評価

 Ⅲ.精神症状

 1 .精神症状の評価とツール
 2 .抑うつ,不安の評価
 3 .大うつ病,適応障害の評価
 4 .せん妄の評価

 Ⅳ.心理・社会・霊的ケア

 1 .心理・社会・霊的ケアの評価とツール
 2 .進行がん患者のための自己効力感尺度(SEAC)
 3 .がん患者の心配評価尺度(BCWI)
 4 .スピリチュアルカンファレンスサマリーシート(SP-CSS)
 5 .スピリチュアルペインの評価(FACIT-Sp 日本語版)

 Ⅴ.QOL

 1 .QOL の評価とツール
 2 .QOL 評価の質問票(EORTC QLQ-C30 と QLQ-C15-PAL)
 3 .がん特異的な健康関連 QOL(HRQOL)測定の尺度(FACT)
 4 .緩和ケア用の QOL 尺度(MQOL 日本語版)
 5 .緩和ケア用 QOL 調査票―ケアノート(Care Notebook)
 6 .包括的な緩和ケアの代理評価尺度(STAS-J)

Ⅵ.ケアの質

 1 .ケアの質の評価とツール
 2 .ホスピス緩和ケア病棟ケアに対する評価尺度(CES)
 3 .遺族の評価による終末期がん患者の QOL 評価尺度(GDI)
 4 .がん医療に対する安心感尺度

Ⅶ.家族・介護者のケア

 1 .家族・介護者のケアの評価とツール
 2 .終末期のがん患者を介護した遺族による介護経験の
  評価尺度(CCI)
 3 .介護負担感尺度(CRA-J,BIC-11)
 4 .悲嘆の評価

Ⅷ.医療者のケア態度,困難感,満足度

 1 .医療者のケア態度,困難感,満足度の評価とツール
 2 .緩和ケアに関する医療者(医師,看護師,コメディカル)の
  知識・態度・困難感の評価尺度
 3 .Frommelt の医療者のターミナルケア態度尺度日本語版
  (FATCOD-Form B-J)
 4 .緩和ケア実践に関する医療者の自己評価尺度
 5 .一般病棟の看護師の終末期がん患者のケアに対する
  困難感尺度
 6 .緩和ケアチーム活動上のバリア・アセスメントツール

Ⅸ.患者・家族における臨床ツール

 1 .患者・家族のための臨床ツール
 2 .患者・家族向けパンフレット―つらい症状があるときの
  対応の仕方
 3 .患者・家族と医療者間での情報共有―わたしのカルテ
 4 .症状評価のためのツール
 5 .退院支援のためのツール―がん患者のための退院支援・
  調整プログラム
 6 .看取りのケアのためのツール―パンフレット
  「これからの過ごし方」
 7 .臨床倫理検討シート

Ⅹ.その他の評価とツール

 1 .その他の臨床・研究に関する評価とツール
 2 .予後予測のツール
 3 .死生観尺度
 4 .緩和ケア初診時データセット
 5 .緩和ケアチーム初期評価表
 6 .がんのリハビリテーションにおける評価
 7 .口腔の評価
 8 .遺族の後悔尺度―ホスピス・緩和ケア病棟への移行時
  における意思決定の評価
 9 .がん終末期褥瘡ケア・アセスメントツール

緩和ケア 2008年9月号
200032

目次

〔特集〕ボランティアで変わる緩和ケア

●特集にあたって
なぜ,緩和ケアにボランティアは必要なのか
ホスピスにおけるボランティアとボランティアコーディネーターの役割
一般病院におけるボランティアの導入と活動の実際
在宅ホスピスボランティアの活動
 ―在宅ホスピスケアチーム・パリアンの取り組み
市民ネットワークによるボランティア活動
 ―聞き書きボランティア活動を中心に
時をつむぐボランティア
 訪問活動もチームの輪の中で活かされる
 聞き書き100 人を目標に
 ホスピスケアの風景の中に在ること
◆ショートレビュー
 ホスピス・緩和ケアにおけるボランティアの教育・役割

◆事例に学ぶシリーズ・2008
 ―こんなときどうする? 野の花の難渋分類への対応〈11〉 急変
●らしんばん
 仏教の教えに学ぶ―“患者中心”の医療は“自己中心”の医療?
●現場で使える臨床心理の見方〈5〉
 見守りの器―ウィニコットに学ぶ関わりの意味
●いのちの歌
 マナー違反
●在宅ホスピス物語〈15〉
「患者は,死ぬまで生きている」
●R E P O R T
 第33 回日本緩和医療学会
●緩和ケア―日常業務の知恵〈13〉
 計画実施と入棟後の管理(3)

緩和ケア 2008年7月号
200031

目次

〔特集〕終末期医療における倫理的ジレンマと解決案

●特集にあたって
臨床倫理と終末期医療におけるジレンマ
人工的水分・栄養補給における倫理的ジレンマと解決案
  意思決定と家族の同意
  経管栄養の利点・欠点とインフォームド・コンセント
ターミナル・セデーションにおける倫理的ジレンマと解決案
  セデーションの定義と患者・家族の意思
  ターミナル・セデーションを行う要件からの考察
最期の挑戦と医学的無益性における倫理的ジレンマと解決案
  おまかせの医療から選ぶ医療へ
  患者の意思の尊重と治療
再発・転移した患者への告知における倫理的ジレンマと解決案
  臨床倫理アプローチ法から考える告知におけるジレンマ
  患者のQOLと家族の心理
ELNEC(End-of-Life Nursing Education Consortium)を用いた看護倫理教育
映画のなかではこうなった―終末期を描いた映画作品紹介
◆ショートレビュー
  看護師のジレンマ―最新の論文にみる終末期看護の現状
◆事例に学ぶシリーズ・2008
  ―こんなときどうする? 野の花の難渋分類への対応〈10〉 ディスコミ

◆特別座談会
  「緩和ケアにおけるスピリチュアルケアをどう捉え,実践するか」
●らしんばん
  ナラティブと民間療法
●現場で使える臨床心理の見方〈4〉
  バリントの精神分析・治療理論と緩和ケアの心理臨床
●緩和ケア―日常業務の知恵〈12〉
  計画実施と入棟後の管理(2)
●いのちの歌
  「ラジ丸」くん
●海外事情
  オーストラリアの小児緩和ケア事情
●暮らしのなかのリンパ浮腫ケア〈4〉
  自己実現とリンパ浮腫―等身大の自分を生きる
●在宅ホスピス物語〈14〉  
  遂げられなかった思い
◆特別寄稿
  在宅ホスピス・緩和ケア基準作成の試み

緩和ケアチームの立ち上げ方・進め方
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I.総論

緩和ケアチームにもとめられていること

II.緩和ケアチームの経緯と活動

昭和大学病院
大阪大学医学部附属病院
筑波大学附属病院
静岡県立静岡がんセンター
国立がんセンター東病院
国立がんセンター中央病院
国立病院機構四国がんセンター
聖隷三方原病院
聖路加国際病院
国立病院機構大阪医療センター
市立札幌病院

III.緩和ケアチームQ&A

システム・立ち上げの工夫

1.組織・運営
2.医師や看護師との役割分担
3.立ち上げの工夫

入院・外来での活動

1.依頼から診療開始まで
2.診療方針
3.オピオイドの使用
4.副作用対策
5.その他の対応
6.外来での診療活動

コミュニケーションとネットワーク

1.コンサルティとのコミュニケーション
2.チーム内でのコミュニケーション
3.医師・看護師以外の職種の専門性
4.院内・院外のネットワーク

コンサルティへのサポート・チームのトレーニング

1.コンサルティへのサポート
2.チームのトレーニングと評価

〈付録CD-ROM〉

コンサルテーションシート
患者さんへのパンフレット
院内マニュアル・評価基準
教育用のスライド、その他

高齢者リハビリテーション医療のグランドデザイン
30

1.医療制度改革について 石川 誠

A.医療制度改革に関する経緯
B.医療機能の分化と連携について

2.リハビリテーション医療について 石川 誠

A.高齢者リハビリテーション医療のグランドデザインの必要性
B.リハビリテーション医療の概念整理
C.医療制度改革に伴う高齢者リハビリテーション医療

3.高齢者リハビリテーション医療の現状と今後の展望 石川 誠

A.高齢者リハビリテーション研究会報告書と診療報酬・介護報酬改定
B.今までとこれからの高齢者リハビリテーション医療

4.急性期リハビリテーション(急性期病床におけるリハ) 栗原正紀

A.急性期病院における「寝たきり」発生過程
B.急性期病院におけるリハビリテーションの現状
C.急性期リハビリテーションの課題

5.回復期リハビリテーション(回復期病棟におけるリハ) 栗原正紀

A.回復期リハビリテーション病棟の現状
B.回復期リハビリテーション病棟の課題

6.維持期リハビリテーション 斉藤正身

A.はじめに
B.慢性期における「寝たきり」発生過程
C.慢性期における「寝たきり」予防対策

7.通所リハビリテーション 斉藤正身

A.はじめに
B.通所リハビリテーションの現状
C.通所リハビリテーションの課題

8.訪問リハビリテーション 石川 誠

A.訪問リハビリテーションの現状
B.訪問リハビリテーションの実態調査
C.訪問リハビリテーションの課題

9.短期入所によるリハビリテーション 浜村明徳

A.短期入所リハビリテーションの現状
B.短期入所リハビリテーションの課題

10.慢性期における入院もしくは入所によるリハビリテーション 浜村明徳

A.老人保健施設入所におけるリハビリテーション
B.医療療養病床・障害者施設など一般病棟のリハビリテーション

11.在宅におけるリハビリテーションの普及 浜村明徳

A.在宅リハビリテーションの適切な普及にあたり
B.在宅リハビリテーションセンターとその要件案

12.地域リハビリテーション支援体制 浜村明徳

A.地域リハビリテーションの考え方と諸課題
B.今後の地域リハビリテーション推進システム図

13.リハビリテーション前置の構築と今後の高齢者リハ医療サービスシステム 浜村明徳

A.リハビリテーション前置の構築
B.今後の高齢者リハビリテーション医療サービスシステム

<付録>
1.「高齢者リハビリテーション医療のグランドデザイン」に対する諸意見
2.障害者自立支援法について

<参考資料>
高齢者リハビリテーション医療の現状と今後の展望(2007年暫定版)
リハビリテーション医療関連5団体連絡協議会