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「生と死」の21世紀宣言 part2-スピリチュアルケアの展開に向けて-

「生と死」の21世紀宣言 part2-スピリチュアルケアの展開に向けて-
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まえがき-苦痛・苦悩からの解放を目指して 静 慈圓

第1部 ひとのスピリチュアリティと病者へのまなざし

1)養老孟司の考えるスピリチュアリティ 養老孟司
〈語らい(1)〉病者のこころを見つめて 柳田邦男・南 裕子
2)人生の完成のためのエンド・オブ・ライフ・ケア 武田文和
〈語らい(2)〉豊かなケアマインドと専門性が育つために 村上保壽・柏木哲夫・南條輝志男・吉田 修・藤村隆淳

第2部 医療・宗教が担うスピリチュアルケア

1)弘法大師・空海にみる生と死 松長有慶
〈語らい(1)〉スピリチュアルケアに宗教家はどう関われるか 柳田邦男・菊井和子・水谷栄寛・美松寛昭・田村恵子・山口三重子・南野知惠子・村田久行
2)スピリチュアリティと尊厳死 井形昭弘
〈語らい(2)〉スピリチュアルケアが問われるとき 南 裕子・加賀乙彦・森 亘・吉田 修・山折哲雄・井村裕夫
3)現象学から考えるスピリチュアルケアとそのレッスン 村田久行

あとがき 柳田邦男
(〈語らい〉のお名前は発言順)

作業療法の詩・ふたたび
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ふたたび

ことば
ことば
ことばの表情
ことばの肌理
ことばを手わたす
聞こえません
黙りが返事
かんちがい
だぁからぁ
ことばと作業
ことばの括り
ことばのこぼれ
はなす

かかわり

共なるしごと

澄ます
まなざす
共にある
待つ
聴く
観る
集める
問う
読む
知る
わからない
はじまり
深み
end

ひと

ひととまなび

身の丈
みせよう
「しる」「できる」
ただ一つの
わたし
あなたって
一者の関係
二者の関係
三者の関係
ほどよい離れ
ねえ ねえ

ひとと作業と療法と

こころとからだを護る

作業を通して
作業をもちいる療法
作業と身体
身体と生活
生命のリズム
ゆらぎとひずみ
老いを活かす
病いも生きる
こころの車いす
こころを
リンゴの絵
風呂敷みたいな
エビデンス

病いとともに

と言われても
重なる苦しみ
ありがとうが口癖に
ここで暮らして
不憫?
心配だわ
「今日」は暑くない
まぼろしの
どうして?
ほんとうは
時間泥棒
もしかして
父の日
なんでやねん
いやです
言えなくて
ひきこもり
ボケの花
このままここに

贈ることば

みどりの指となって
はじまりに 乾杯
あなたの緑の指で
茨の道に
春に向けて旅立つ
ひとと集団
いずみの森
光の春

「ことば」のこぼれふたたび

あとがき

緩和ケア 2009年11月号
200041

目次

〔特集〕緩和ケアにおける内科的治療の適応と限界―感染症を中心に

特集にあたって
進行がん患者における感染症治療の適応と限界
進行がん患者の肺炎―どこまで調べて,どこまで治療するか
進行がん患者の腎・尿路感染症に対する治療
進行がん患者の重症感染症に対する治療
HIV/エイズに合併する感染症の治療
進行がん患者の内科的治療―私はこうしています
 当院における進行がん患者の血糖管理
 進行がん患者の血糖管理とその厳密性
 緩和病棟におけるワーファリン治療戦略
 緩和ケアにおける抗凝固療法の考え方
 がん患者の倦怠感に対するステロイド治療
 がん患者のおもな症状に対するステロイドの効果

ショートレビュー
 ホスピス・緩和ケア病棟における感染症治療による症状緩和

らしんばん
 医療連携は「がん難民」を救う
いのちの歌
 出番が多くなりました
R E P O R T
 第17 回日本ホスピス・在宅ケア研究会in 高知
 第5 回仏教看護・ビハーラ学会
在宅ホスピス物語22
 死と向き合うこと
カンファレンスから学ぶ緩和ケア5
 緩和ケアチームにおけるカンファレンスの実際
 ―横浜市立大学附属市民総合医療センターの場合
オピオイドローテーション☆私はこうしている2
 長期オピオイド内服時のオピオイドローテーション
緩和ケア―日常業務の知恵20
 症状緩和(6):疼痛④
原  著
 在宅緩和ケアにおけるプライマリケアチームと緩和ケア専門
 チームの連携を促進する因子の検討―緩和ケア専門チーム
 に対する調査から