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緩和ケア 2017年7月号

緩和ケア 2017年7月号
200095

目次

〔特集〕「眠れない!」みかたをかえて問いなおす

特集にあたって…森 雅紀,他
「眠れないので眠剤ください」

―薬を渡す前に,これだけはおさえておこう…河野佐代子
夜は「眠らないといけない」のか?

―倫理的な観点から…田村恵子

新規睡眠薬の効果と緩和ケアでの役割…山川 宣

点滴の睡眠薬(ロヒプノール®・ドルミカム®など)
―安全に使いこなすためには…嶋田和貴,他

寝かしたほうがよい不眠,寝かさなくてよい不眠
―閾値下せん妄を見つける…小川朝生

不眠への対応・私のコツ
❶非薬物療法を中心に…藤澤大介
❷たかが不眠,されど不眠…大谷弘行
❸不眠の治療は何のため?…新城拓也
❹緩和ケア病棟の場合…杉江礼子,他
❺がん研究会有明病院の緩和ケアチームにおける実践…水野俊美

〔連載〕

◆FAST FACT
医療における意思決定能力の評価…小川朝生

◆いま伝えたいこと
「ホスピスの心」を涵養する…下稲葉康之

◆緩和ケア口伝―現場で広がるコツと御法度
がんの親を持つ思春期の子どもへのアプローチのコツ
①三松早記
②西 里佳

◆落としてはいけないKey Article
死前喘鳴の薬物療法を考える…森田達也

◆えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)―実践力を上げる工夫
末梢神経障害―オキサリプラチンはStop and Goで治療を継続…菅野かおり

◆仕事人の楽屋裏
田中桂子

◆のぞいてみよう!国際学会最前線
現場の問題解決の糸口を探しに!!…土屋静馬

新版 がん緩和ケアガイドブック
89

巻頭言

I はじめに

1.目的
2.本書の見方・使い方
3.用語と解説
4.緩和ケア概論
5.患者・家族の意思を尊重した意思決定支援
6.包括的アセスメント
7.診断・治療期からの支援

II 症状マネジメント

1.疼痛
(1)がん疼痛治療の概要
(2)疼痛の評価
(3)NSAIDs・アセトアミノフェンの開始
(4)オピオイドの導入・タイトレーション
(5)オピオイドを増量しても残存・増強する痛みの治療
(6)オピオイドの副作用対策—悪心,便秘,眠気,せん妄
(7)鎮痛補助薬の使い方
(8)オピオイドスイッチング・投与経路の変更
(9)オピオイド力価表 田上恵太
(10)非薬物療法とケア 松本禎久
(11)放射線治療
(12)神経ブロック
2.呼吸困難
3.消化器症状
(1)悪心・嘔吐
(2)食欲低下
4.倦怠感
5.せん妄
6.気持ちのつらさ
7.不眠
8.口腔の症状
9.がん治療に伴う有害事象
(1)発熱
(2)消化器症状
(3)皮膚障害

III エンド・オブ・ライフケア

1.アドバンス・ケア・プランニング
2.死が近づいたとき
3.苦痛緩和のための鎮静

IV 非がん疾患への緩和ケアアプローチ

1.概論
2.循環器
3.呼吸器
4.神経(脳卒中)
5.腎臓
6.認知症

V 療養場所と緩和ケア

1.緩和ケア病棟以外の病院
2.緩和ケア病棟
3.在宅緩和ケア
4.かかりつけ医に求められる役割—在宅緩和ケア実践のために

VI 緩和ケアのスキル

1.ステロイドの使い方
2.高カルシウム血症の治療
3.持続皮下注射
4.皮下輸液
5.悪い知らせの伝え方

VII 資料

1.参考資料・文献・情報の入手先
2.緩和ケアで頻用される薬剤リスト

あとがき