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認知症の作業療法 観察ガイド
:臨床作業療法NOVA 2021年 18巻4号

認知症の作業療法 観察ガイド
:臨床作業療法NOVA 2021年 18巻4号
300101

認知症の作業療法 観察ガイド

序文 谷川良博

第Ⅰ章 観察力と認知症の作業療法
1 観察力を認知症の作業療法に活かす 守口恭子
2 認知症の作業療法の実践と観察力 谷川良博
3 認知症の人のウェルビーイングを高めるために必要な観察力 白井はる奈
4 観察力と認知症の作業療法過程各論
1 予後予測と観察 都甲幹太・中村望実
2 経過と観察 角田孝行
3 観察と記録 角田孝行
4 学びと観察 川﨑一平
5 BPSDに対する観察力 中山寛人
6 認知症の人とのコミュニケーションと観察力 中澤純一
7 住環境整備と観察力 小川敬之
8 養成校での認知症教育と観察力 長谷麻由・新川寿子・石橋英恵

第Ⅱ章 認知症の人への作業療法と観察のポイント
1 面接における観察のポイントと介入方法 坂本千晶
2 評価における観察のポイントと介入方法 青山克実
3 分析における観察のポイントと工程分析の方法 永井邦明
4 アセスメントにおける生活行為の観察のポイントと観察の視点 石井利幸
5 生活行為向上マネジメント(MTDLP)における観察と介入方法 鈴木健朗
6 家族支援における観察のポイントと介入方法 菅沼一平
7 作業療法実習施設における対象者の観察と学生指導 坂本千晶

 

第Ⅲ章 認知症の作業療法における観察の実際
1 拒否の多い対象者への回復期における作業療法 矢田かおり
2 拒否の多い対象者への通所デイサービスにおける作業療法 平岡千佳
3 周辺症状(BPSD)がみられる対象者への一般病院における作業療法 佐川 練
4 周辺症状(BPSD)がみられる対象者への通所リハビリテーションにおける作業療法 高本晃司
5 介護老人保健施設における家族支援と作業療法 信久美佐子
6 デイサービスにおける家族支援と作業療法 近藤有紀
7 グループワークでの認知症高齢者の地域支援と作業療法 菅沼一平
8 対象者が在宅生活を継続するためのデイサービスにおける作業療法 福満まり子
9 やりがいを支えチームで看取りに導く作業療法 坂口聡子
10 作業療法実習施設での学生指導 都甲幹太・安部瑞稀・河野鈴香

ケアスコープ 谷川良博
ケアと観察  ・わがまま?  ・一瞬 ・空振り  ・居場所

作業療法のある風景シリーズ[ 2] 
最終回願い結び 知花さくら

緩和ケア
2021年11月号
200125

目次

特集:緩和ケアで必須なフィジカルアセスメント

特集にあたって 森田達也/森 雅紀/山口 崇/柏木夕香

Situation

1 痛い─それがんの痛みなのか 実はがんじゃないのか 石木寛人
2 吐き気がする─腹部なのか あたま(めまい)なのか 白石龍人/山口 崇
 Column①がん性髄膜炎のフィジカルアセスメント 高橋英明
3 おなかが張っている ─それ腹水なのか 便秘なのか どんな便秘なのか 結束貴臣/冬木晶子,他
 Column②終末期がん患者の消化管穿孔の症状 森田達也
4 発熱─それ感染なのか 腫瘍熱なのか 加藤栄助/小田切拓也
5 苦痛の評価がしにくいときに苦しいのかを判断する 今井堅吾
6 亡くなる時期─そろそろなのか まだ大丈夫なのか 森 雅紀
7 夜間の急変の徴候に気づくためのフィジカルアセスメント 浅野あさみ
8 薬剤師が見逃してはいけない有害事象をみつける 岡本禎晃

 Condition

1 呼吸困難でレスキュー薬を反復しても効かないとき 松沼 亮
2 痛みでレスキュー薬を反復しても効果がないとき 佐藤麻美子/田上恵太
3 せん妄でレスキュー薬を反復しても効果がないとき 佐伯吉規/川原玲子

Case

1 緩和ケアにおけるフィジカルアセスメント:事例における検討(1) 身体診察にまつわる実症例 大屋清文
2 緩和ケアにおけるフィジカルアセスメント:事例における検討(2) フィジカルアセスメントが役立った緩和ケアの事例 矢部正浩/野本優二

連載

FAST FACT
「お迎え」体験 河原正典
落としてはいけないKey Article
非がん患者の緩和ケア:呼吸器科医が大規模遺族調査で間質性肺疾患と肺がんを比較した 小谷内敬史/森田達也
ホスピス緩和ケアの日々
山崎章郎先生の珠玉の言葉たち 相河明規、他
仕事人の楽屋裏
伊東俊雅

学校作業療法 実践ガイド
:臨床作業療法NOVA 2021年 18巻3号
300100

学校作業療法 実践ガイド

序文 仲間知穂

第Ⅰ章 学校教育に作業療法士が関わる意義
1 学校作業療法とは 酒井康年
2 学校や教員が抱える課題の複雑さとその対応の現状 本村 真
【Topic Ⅰ】 日本におけるインクルーシブ教育システム 野口晃菜

第Ⅱ章 学校作業療法に必要な技術
1 学校作業療法に必要な技術とは 仲間知穂
2 教員との作業療法面接 仲間知穂
【Topic Ⅱ】 ADOC-S 友利幸之介
3 子どもの作業遂行分析 酒井康年
【Topic Ⅲ】 スクールAMPS 塩津裕康
4 感覚統合に基づく作業遂行の評価と分析 高畑脩平
5 応用行動分析学 塩津裕康
【Topic Ⅳ】 CO-CP 塩津裕康
6 心理学に基づいたエンパワメント 高橋香代子
7 多職種連携における作業療法士の役割 酒井康年
8 保護者支援における作業療法士の役割 荻原エリ
9 小児期の作業療法に関するエビデンスを考える 松島佳苗

第Ⅲ章  学校作業療法の支援例
1 通所施設における学校生活支援-1 増子拓真・庄司 薫
2 通所施設における学校生活支援-2 奥津光佳
3 対人交流と学校作業療法 仲間知穂
4 登校不安と学校作業療法 仲間知穂
5 ひきこもりと訪問作業療法 真下いずみ
6 特別支援学校の事例 山口清明
7 未就学時期の支援 高畑脩平
8 特別支援学校での支援 本間嗣崇
9 就労支援との連携 増子拓真・大澤淳一
10 京都府士会特別支援教育OT チームの取り組み 加藤寿宏
11 大阪府士会特別支援OT チームの取り組み 尾藤祥子
12 まちのOTとしての学校作業療法 仲間知穂
13 まちづくりの視点から考える作業療法 山口清明

一言Essay 目良幸子
作業療法のある風景 シリーズ[2] 
第1回 錯乱円 知花さくら

緩和ケア
2021年9月号
200124

目次

特集:バーンアウトを乗り越える

特集にあたって 森 雅紀/矢野和美

Outline
バーンアウト(燃え尽き症候群)とは 久保真人

Detail
1 緩和ケアの現場とバーンアウト 栗原幸江
2 緩和ケア若手のバーンアウト─どのようなアンメットニーズに注意するとよいか 野里洵子/森 雅紀
3 緩和ケア医を志す若手医師のバーンアウトと心理的苦痛 松本禎久
4 医療職者のバーンアウトを防ぐためのサポート 久保真人
5 労働研究からみた「よりよいケア」と「よりよい働き方」 西川真規子
6 セルフ・コンパッション 朴 順禮
7 各施設での組織的な取り組み 柏木秀行
8 各施設での組織的な取り組み─マインドフルネスとコンパッションによる燃え尽き低減プログラム:MaHALOプログラム 藤澤大介/朴 順禮
Column 私の工夫
1 在宅で30年緩和ケアを実践するための工夫 平原優美
2 バーンアウト対策はつながりを取り戻すことから 竹之内沙弥香
3 バーンアウトを予防するために 西 智弘

特別寄稿

アメリカにおける緩和ケア─マサチューセッツ総合病院より 樋口雅也

連載

落としてはいけないKey Article
抗精神病薬はせん妄の改善に寄与するか─国内の多施設前向き観察研究 前田一石/森田達也
FAST FACT
心的外傷後成長(Posttraumatic Growth:PTG) 清水 研
ホスピス緩和ケアの日々
喀血 hemoptysisしました・・・ 相河明規,他
えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)─実践力を上げる工夫
原発不明がん─不確実性へのケア 石田京子

書評

◆「生と死」 の21世紀宣言 Part8─「 美しい死」 のための医療と宗教の道しるべ◆
死生観を育むことは,この世に生を享けた人としての務めでありさまざまな専門領域の“道しるべ”となる 藤腹明子

「生と死」の21世紀宣言 Part 7 〔新訂版〕
少子化、超高齢化の中で「死を生きる道を拓く」
102

目次

まえがき  髙松哲雄

1 人生の最期を穏やかに生きるために 小澤竹俊

2 少子化の中の子どもの死を通して、この国のこれからを考える 細谷亮太

3 死生学や臨床現場への関心が高まる理由 島薗 進

4 〈語らい〉

死と喪失にかかわる取り組みのこれから

藤田光寛・大下大圓・柳田邦男・井形昭弘・

山折哲雄・小澤竹俊・細谷亮太・島薗 進

あとがき(新訂版にあたって)  柳田邦男

緩和ケア
2021年7月号
200123

 目次

特集 悪心・嘔吐の最新治療 対処の引出しを増やそう

特集にあたって 森田達也/山口 崇/海津未希子

Outline
悪心・嘔吐 消化器症状ガイドラインの要点 久永貴之

 Detail 《薬物療法のup-date》
①病態に応じた制吐薬の選択は効果があるのか? 松尾直樹
②オピオイド開始時の制吐薬の予防投与はありかなしか? 余宮きのみ
③ドンペリドンは心毒性にどれくらい気をつけるべきか? 水田善之/大森崇史
④オクトレオチドの現在の位置づけは? 本間英之
⑤化学療法に伴う悪心・嘔吐 化学療法の影響もありそうな悪心・嘔吐の薬物療法 安部正和
 
Detail 《非薬物療法のup-date》
①心理的な影響もありそうなとき 山上睦実
②食の提案─食べることに向き合う 細見陽子

 Detail 《難治性の悪心・嘔吐》
①難治性の悪心・嘔吐に対する緩和ケア 今井堅吾
②難治性悪心・嘔吐に対するレボメプロマジン持続皮下注射 矢吹律子
③「マイナーな制吐薬」の立ち位置 田上恵太/鳥越一宏

特別寄稿

COVID-19 Pandemicにおけるアメリカ緩和ケア現場の状況と変化─緩和ケア医として感じたこと 岩永佑子

連載

FAST FACT
クロルプロマジン・レボメプロマジンの持続皮下注射 矢吹律子
落としてはいけないKey Article
緩和ケアの臨床試験はどこまで均一でなければならないのか
─がんと非がんの問題を中心に 森田達也
えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)─実践力を上げる工夫
苦痛緩和のための鎮静 金澤麻衣子
ホスピス緩和ケアの日々
コロナ禍での訪問にて~「先生,顔見せてよー」 相河明規,他
仕事人の楽屋裏
磯崎哲男

書評

「治療構造論による精神科作業療法 手引き 中山広宣」
精神科作業療法の奥深さを味わいながら基本を学ぶ手引書 田中悟郎

 

 

緩和ケアに活かすICT(Information and Communication Technology):
緩和ケア 2021年6月増刊号
200122

目次

第Ⅰ部 SNS/ウエブツールで緩和ケアの質を上げる

-1 いまなぜ緩和ケア×Webが必要か 西 智弘
-2 これだけは覚えておきたいITスキル 柏木秀行
-3 スマホで勉強する方法 横田雄也
-4 医療従事者がSNSを使う際に気をつけなければならないこと 山本健人
-5 GASあなたにもできるプログラミング─繰り返し作業をGASで楽チンに 大森崇史
-6 ネット上の緩和ケアのコミュニティ 田上恵太/深瀬 龍
-7 SNS活用法あれこれ 坂下明大

 第Ⅱ部 緩和ケアで活かせるICT

1 ワードクラウドで行うディグニティセラピー 大谷弘行
2 眠りSCANで患者の変化を察知する 今井堅吾/福田かおり
3 対話支援機器comuoon®を使った 難聴者への音声コミュニケーション支援 西田伊豆美/中石真一路
4 VRの活用 期待される効果と活用のコツ 仁木一順
5 スマートフォンを用いた精神療法とICT技術を駆使した革新的臨床試験システムの開発 明智龍男
6 緩和ケアで使えるポイントオブケア超音波のテクニック 亀田 徹

第Ⅲ部 COVID-19時代の遠隔ICT

1 ウエブを使った患者への家族面会─体験談 岡本宗一郎
2 ウエブを使った患者への病状説明─体験談 廣橋 猛
3 訪問看護師のITを使ったケア 賢見卓也
4 遠隔医療を助けるテクノロジー 高木雄亮
5 テクノロジーにおける地域連携 岡田太郎

第Ⅳ部 カンファレンスやサロンで使うICT

1 ミーティングツールの使い方―初歩編 宮崎万友子
2 Webツールで多職種ミーティングを主催しよう―WITHコロナ時代の緩和ケア勉強会「PaCTi」 永山 淳/柏木秀行/大森崇史/石上雄一郎/岡村知直
3 退院前カンファレンスをウエブで 古屋 聡
4 患者サロンをウエブで―病院内の患者サロン 酒見惇子
5 患者サロンをウエブで─地域の患者サロン(ともいき京都) 近藤めぐみ/田村恵子
6 オンラインでのピアサポート支援 桜井なおみ
7 SNSを活用した「がんと社会の関係性を変える」デザイン 谷島雄一郎

第Ⅴ部 緩和ケア × IT × 教育

1 ELNEC-J(End-of-Life Nursing Education Consortium Japan) 酒井禎子
2 SPACE-N(Specialized Palliative Care Education for Nurses)プログラムの取り組み 新幡智子
3 看護実践に活かせるスピリチュアルケアセミナー─スピリチュアルケアをオンラインで探究する! 市原香織
4 VRの活用 古谷和紀
5 がん看護教育のオンライン化 淺野耕太

第Ⅵ部 緩和ケア × ICTの将来

1 AIは緩和ケアをどう変えうるか 嶋田和貴
2 緩和ケア領域における自然言語処理 × 機械学習の応用 升川研人
3 在宅療養者へのテレナーシング実践と課題 亀井智子

摂食嚥下障害の作業療法─基本と臨床へのアプローチ:
臨床作業療法NOVA 2021年 18巻2号
300099

摂食嚥下障害の作業療法
─基本と臨床へのアプローチ

序にかえて 百田貴洋

第Ⅰ部 作業療法士が食に関わることの意味
1 人と食 百田貴洋
2 作業療法士が摂食嚥下に関わる法的根拠と必要性 千田直人
3 生活行為向上マネジメント(MTDLP)で考える
摂食嚥下障害と作業療法 青木佑介
4 リハビリテーション栄養の視点で考える作業療法士の役割と可能性
田中 舞

第Ⅱ部  食に関わる作業療法士が理解しておくべき基本的知識
1 おさえておきたい嚥下のメカニズム 百田貴洋
2 摂食嚥下に関する評価と標準的介入方法 植田友貴・太田有美
3 「食べる」を再建する練習の考え方 稲本陽子
4 摂食嚥下のための姿勢介入 佐藤彰紘
5 食事動作のためのリハビリテーション 佐藤彰紘

第Ⅲ部  時期別・領域別でみる摂食嚥下障害の作業療法
1 急性期における摂食嚥下障害と作業療法 太田有美・植田友貴
2 回復期における摂食嚥下障害と作業療法 黒住千春
3 訪問サービスにおける摂食嚥下障害と作業療法 上山翔太郎
4 通所事業所における摂食嚥下障害と作業療法 上山翔太郎
5 高 齢者施設における摂食嚥下障害と作業療法
野尻明子・京極久美子
6 小児領域における摂食嚥下障害と作業療法 神作一実
7 緩和ケア領域における摂食燕下障害と作業療法 田尻寿子

第Ⅳ部  これからの摂食嚥下障害に対するリハビリテーションを考える
1 摂食嚥下障害に対する筋へのアプローチ
伊藤隆人・鈴木重行・上田周平
2 サルコペニアと摂食嚥下障害 森 隆志

緩和ケア
2021年5月号
200121

 目次

特集 「命を終えたい」と患者が望んだとき

特集にあたって 西 智弘/矢野和美

Outline
諸外国における安楽死の動向 田中美穂
日本における「安らかで楽な死」 西 智弘

Detail
死にたいと訴える患者の実像とケア 梅澤志乃
「死にたい」に関する精神医学的評価─合理的な死の希望はあるか? 明智龍男
ALS患者の死の希求と社会的サポート 川口有美子
死の権利はあるか 服部健司
患者は鎮静を選ぶ権利はあるのか? 新城拓也
医療自殺幇助を合法的に施行して─ハワイ州における緩和ケア医の経験 植村健司
慢性腎疾患に対する緩和ケア─透析中止における緩和ケアの役割 三浦靖彦/濱口明彦
人工呼吸管理の中止における緩和ケアの役割 多田羅竜平
治療抵抗性の苦痛に対する鎮静(セデーション)の適応拡大の是非─なぜふみとどまらなければならないのか? 森田達也
世界の緩和ケア団体が目指すところ 木澤義之

Column
わたしはこう思う 柏木哲夫
死は苦ではあっても権利ではない 志真泰夫
「安楽死」論議のなかでわたしが思うこと 田村恵子

連載

FAST FACT
ガバペンチノイド 田上恵太
落としてはいけないKey Article
アナモレリンとEating-related Distress(ERD) 森田達也/天野晃滋
えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)─実践力を上げる工夫
遠隔医療・看護 伊藤奈央
ホスピス緩和ケアの日々
最後まで感謝して生きる/生かされているということ~祖母が教えてくれた大切なこと 相河明規,他
仕事人の楽屋裏
矢野琢也

治療構造論による
精神科作業療法【手引き】
101

目次

まえがき

第1章 作業療法を振り返る

1.作業療法の意義
2.作業活動の治療的意義

第2章 精神科作業療法の治療構造

1.精神療法の2重の治療構造
2.精神科作業療法の4重の治療構造
〈治療構造1〉治療契約という外面的治療構造
1)治療契約の治療的要素
2)治療期間・頻度・時間の治療的要素
〈治療構造2〉作業療法室という外面的治療構造
1)作業療法室の治療的要素
2)作業療法室は自由にして保護された現実の社会的空間
3)作業療法室の集団力動がもつ治療的要素
〈治療構造3〉作業活動という治療構造
1)作業活動は治療構造を操作できる
2)作業活動自体の治療的意義
3)作業活動の構造化(段階づけ適用)
4)治療的名称による作業活動の構造化
5)作業活動の週間プログラムの弊害
〈治療構造4〉内面的治療構造
1)患者と治療者の心理的関係
2)作業活動を媒介とした非言語的交流
3)治療者自身の治療的活用
3.作業療法における導入時面接と評価
1)導入時面接の方法
2)評 価
3)評価における注意事項
4.作業療法における治療の構造化(治療計画)
1)時間の構造化
2)空間の構造化
3)作業活動の構造化
4)人(対人関係)の構造化
5.まとめと指針

第3章 作業療法とデイケア

1.外来クラブ
2.外来作業療法
3.デイケア
1)デイケアの役割
2)デイケアの治療構造(作業活動とデイケアプログラム)
3)デイケアプログラムの進行
4)デイケアの治療的意義
5)地域におけるデイケアの位置づけ
6)デイケアの構造化
7)まとめと指針

第4章 閉鎖医療と開放医療の治療構造の比較

1.放任医療,閉鎖医療,開放医療の治療構造の比較
1)放任医療―主体性を尊重するという名のもとの放任主義
2)閉鎖医療―治療という名のもとの管理主義
3)開放医療―自由と責任と活動を柱にした治療共同体
2.作業療法室の治療環境―作業療法士の治療的自我に影響される

第5章 精神科作業療法に関連する各種療法の治療構造と応用

1.精神分析療法
1)局所論
2)構造論
3)経済論
4)力動論

「生と死」の21世紀宣言 Part 8
ー「美しい死」のための医療と宗教の道しるべ
100

目次

まえがき
髙松哲雄

1. 〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題①〉
科学技術文明における死生観…高木訷元

2.〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題②〉
21世紀高野山医療フォーラム10年の総括―生と死の知を拓く…柳田邦男

3.〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題③〉
死の臨床40年の歩みとスピリチュアルケアの課題…柏木哲夫

4.〈21世紀高野山医療フォーラムからみた「生と死」の現状と課題④〉
ポスト高野山医療フォーラムの課題…山折哲雄

5.〈医療と宗教からの提言①〉
死生学の進展から宗教者の役割を問う…島薗 進

6.〈医療と宗教からの提言②〉
「死生観」を掴む― 秘められた能力が開花するとき…田坂広志

7 〈医療と宗教からの提言③〉
企業人と宗教心…永田良一

8.〈語らい〉
高野山医療フォーラム10年を踏まえて、医療と宗教のあり方について提言したいこと
〔座長〕柳田邦男・山折哲雄
〔シンポジスト〕垣添忠生・静 慈圓・南條輝志男・南野知惠子・柏木哲夫

おわりに―病苦からの解放のために
柳田邦男

ホスピス緩和ケア白書2021
99

第Ⅰ部 がんのリハビリテーションー緩和ケア主体の時期を中心に

1.わが国におけるがんのリハビリテーションの現状
A.診療・教育・研究の動向と今後の課題…辻 哲也
B.緩和ケア病棟におけるリハビリテーションの現状と課題…高島千敬
C.緩和ケアにおけるがんのリハビリテーションの実施状況と今後の課題…岡村 仁

2.緩和ケア主体の時期のリハビリテーションを充実させるために
A.医師からの視点
1)リハビリテーション科医の立場から…宮田知恵子
2)緩和ケア専門医の立場から…関根龍一
B.理学療法士からの視点…矢木健太郎
C.作業療法士からの視点…田尻寿子
D.言語聴覚士からの視点…安藤牧子
E.心理職からの視点…栗原幸江

3.各施設におけるがんのリハビリテーションの工夫ー緩和ケア主体の時期を中心に
A.病院診療(緩和ケア病棟・ホスピス)
1)緩和ケア病棟における終末期がん患者のADLとリハビリテーション診療…添田 遼,辻 哲也
2)当院のリハビリテーション部における緩和ケア病棟 での取り組み…岡安 健,三宅 智
B.在宅診療 在宅診療におけるがんのリハビリテーション…河原正典

4.データでみる日本の緩和ケア主体の時期のがんのリハビリテーションー遺族調査からの示唆
長谷川貴昭,明智龍男

第Ⅱ部 統計と解説

1.データでみる日本の緩和ケアの現状
平山英幸,升川研人,宮下光令

2.2020年度ホスピス緩和ケア週間
安部奈津子

3.緩和ケア関連の資料

Platinum TEXT Library
臨床作業療法NOVA 2021年18巻1号
300098

「当事者」と作業療法
─障害や病の経験から学ぶ力を鍛える

序にかえて 当事者性と専門性の邂逅 田島明子

第Ⅰ部 臨床経験のなかでの「障害受容」
第Ⅰ部の内容とそのねらい 田島明子
1 「障害受容」という言葉では表現できないもの 高瀬 駿
2 「障害受容」のグラデーション 山本麻子
3 「障害受容」という言葉を位置づけ直す 齋藤佑樹
4 作 業療法の臨床場面における「障害受容」の使用状況と今後の課題
田島明子・岡 耕平・太田健一・石原八重子

第Ⅱ部 障害や病の当事者経験からとらえた作業療法
第Ⅱ部の内容とそのねらい 田島明子
1 生活全体をイメージしたかかわりこそが 押富俊恵
2 作業療法の新たなアイデンティティ 田中順子
3 支援とは何か 支援者とは誰か 増田雄亮
4 作業療法士としてのアイデンティティ 水口和代・清水一輝・田島明子
5 障害当事者経験から感じた作業療法 吉田尚樹
6 障害・病のエピソードとリハビリ テーション─障害のありかはどこ?─
山田隆司

第Ⅲ部 内省力を高める思考のストレッチ
第Ⅲ部の内容とそのねらい 田島明子
1 療法士手足論─療法を内省して 古井 透
2 作 業療法と作業療法士の乖離─そして作業療法士の仕事
河本のぞみ
3 療法士の当事者研究の意義 田島明子
4 療 法士の当事者研究─実践から学んだこと
喜多一馬・須藤 誠・楠田菜緒子・平石暢之・遠山友季

第Ⅳ部 多様な〈生〉を支えるために コミュニティや社会の規格を変える
第Ⅳ部の内容とそのねらい 田島明子
1 「 主体性」に応じた支援のあり方─身体障害領域の取り組み
長谷川幹
2 ニュージーランドにおける当事者主体の活動から学んだこと
─発達障害領域の取り組み 大郷和成
3 暮 らしのなかでの作業療法のあり方─高齢障害領域の取り組み(1)
久保直子・菅原健介・金子智紀
4 認 知症の人への理解と地域での支援─高齢障害領域の取り組み(2)
小川敬之
5 N PO 法人ルーツ・ユアセルフの歩み─精神障害領域の取り組み
髙橋章郎・宮崎雄平

コラム
1 「住む」をつくる 西野 歩
2 「働く」をつくる 伊藤健次郎

作業療法のある風景 第5回 らぴすらずり 知花さくら

緩和ケア
2021年3月号
200120

 目次

特集 知っておくべきがん患者の子どものケアとサポート

特集にあたって 高橋美賀子/海津未希子/小澤美和

Outline
がん患者の子どもへのアプローチのあり方 小澤美和
Case
がん患者が未成年の子どもに病気のことを知らせたくない場合の支援のあり方 小嶋リベカ
自分の病気について知らせたくない親と知りたいと望む子ども双方への支援 村瀬有紀子
子どもが面会に来ない場合 井上実穂
がん患者の子どもへのアプローチについての一考察─ひとり親家庭の場合 尾関玲子/柿森千草
発達段階の異なる子どもへの支援─多職種連携による親役割発揮への支援が子どもの受容を促進した一例 石井有紀/近藤咲子/SKiP KEIO
個々の子どもの成長過程を見守りつつ長期的な視点で支援を継続する 江口惠子
患者と配偶者・両親(祖父母)の意向が違う場合(病気を知らせること,面会など) 稲田美和子
終末期がんの親をもつ子どもへの病状説明に関して患者・家族間で意見が異なった事例への対応─医師の視点から 岡本信也
発達に偏りのある子どもの場合 白石恵子
Support
彼らは何を学ぶのか?─小学校におけるがん教育 儀賀理暁・他
親ががんになった子どもへの学校におけるサポート─冊子の紹介と医療者からのアプローチ 小林真理子
Column
学校と病院との連携を考える 渡邉裕美

連載

落としてはいけないKey Article
終末期せん妄の薬物療法のランダム化試験─ついにここまで 森田達也/内藤明美
FAST FACT
オキシコドン 江口未来
ホスピス緩和ケアの日々
院長の洗腸 相河明規,他
Topicアラカルト 在留外国人緩和ケア事情
ブラジル人への緩和ケア 森田達也/佐久間由美/三輪 聖
仕事人の楽屋裏
桜井なおみ
えびでんす・あれんじ・な~しんぐ(EAN)─実践力を上げる工夫
患者と介護者が望むアドバンス・ケア・プランニングの実践 重野朋子

書評(緩和ケア・がん看護 臨床評価ツール大全 宮下光令 編)
適切な緩和ケアの実践をめざす臨床家にも手元に置いて欲しい一冊 田村恵子

緩和ケア 2021年1月号
200119

特集 WHOがん疼痛ガイドライン
大きく改訂!!!

特集にあたって 森田達也/森 雅紀

Outline
WHOがん疼痛ガイドライン2018─変更の要点 森田達也 006
Detail
がん患者に対する鎮痛治療の原則 石木寛人
鎮痛治療の開始 寺田立人/小杉和博
オピオイドの選択 大屋清文
突出痛の治療 赤谷麻美/田上恵太
オピオイドスイッチング・オピオイドローテーション 馬渡弘典
オピオイドの投与経路 川島夏希
速放剤か徐放剤か 矢吹律子
鎮痛補助薬としてのステロイド 内藤明美
抗うつ薬 松岡弘道
鎮痛補助薬としての抗痙攣薬 平塚裕介
オピオイドのやめ方 馬場美華
痛みの評価法 下山理史
オピオイドの換算─ 薬理学的特徴とオピオイドスイッチング 岡本禎晃

最新刊情報
緩和ケア・がん看護 臨床評価ツール大全

連載

FAST FACT 36
サプライズクエッション 浜野 淳
落としてはいけないKey Article
緩和ケア×実装科学─現場で動くプログラムを
想定して研究するパラダイム 森田達也/釆野 優
えびでんす・あれんじ・な~しんぐ
(EAN)─実践力を上げる工夫せん妄の予防と対策 杉山育子
ホスピス緩和ケアの日々
ある夫婦の再会と再生の物語 相河明規
仕事人の楽屋裏
松本陽子

新連載
海外事情レポート 1
韓国のホスピス・緩和ケア 株本千鶴

書評
緩和ケアで何かを測りたい!と思った時に手元に欲しい一冊
森田達也